尾頭つきの魚はなぜ頭を左にするのか?

北尾石材

075-781-9523

〒606-8225 京都府京都市左京区田中門前町67

営業時間 / 9:00~18:00

ページタイトル画像

尾頭つきの魚はなぜ頭を左にするのか?

石屋のないしょ話

2019/05/31 尾頭つきの魚はなぜ頭を左にするのか?

 

四方を海に囲まれた日本では、昔からさまざまな魚が食卓にのぼってきました。

魚を料理するなら、尾頭つきよりも切り身のほうがはるかに簡単だし、頭や尾には食べて美味しい部分も少ないのですが、お祝いの席といえば尾頭つきが常識となっています。

いったいなぜなのでしょう?

 

その理由は、切ったもの・割れたもの・壊れたものを不完全で縁起が悪いとする、古来の考え方にあります。

つまり、魚を解体した切り身より、頭も尾もそろった完全な姿の尾頭つきのほうがおめでたいという理屈です。

正月のおせち料理の一つ「ごまめ」にしても、小さいながら頭から尾まで完全にそろっているから尾頭つきの魚となり、おめでたいのです。

 

ところで、尾頭つきの魚が祝い膳に出される際は、頭を左、尾を右向きにします。 この作法はどこからきているかというと、漢字を書くときの筆の運び順に基づくとされています。

もっとも簡単な文字「一」という字は、左から書き始めて右へと筆を運びます。 他の文字も、横線は左から右にひきます。 この原則があらゆる場面に適応されているのが、二本古来の礼儀作法なのです。

 

たとえば、左右で順番を決めなければならないとき、日本では左側を上位とします。 主食であるご飯は左側に置かれるし、左大臣と右大臣では、左大臣のほうが位が高いです。

ただし、尾頭つきの魚に関しては、単純に頭を左に盛り付けたほうが食べやすいという実用的な理由もあったようです。 右を上位とする習慣のあるヨーロッパでも、魚の頭は日本と同様に左側に盛り付けます。 たしかに、左手のフォークで頭をおさえ、右手のナイフで魚の片身を切り開けばスムーズにいきますが、その逆は難しいです。

箸を使う日本でもその点は同じだから、このしきたりは作法と実用性がミックスされたものといっていいでしょう。

 

ご参考までに・・・。

 

 

── 山太 北尾石材  ──────────

住所 京都府京都市左京区田中門前町67
電話番号 075-781-9523
FAX番号 075-781-0510
営業時間 9:00~18:00
定休日 不定休
──────────────────────

TOP