なぜ玄関の履物を「出船」の形にそろえるのか?

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なぜ玄関の履物を「出船」の形にそろえるのか?

石屋のないしょ話

2019/07/31 なぜ玄関の履物を「出船」の形にそろえるのか?

 

家に上がるときは、脱いだ履物をそろえるのがマナーです。 そのとき、「出船」の形にするのが古くからのしきたりです。

 

出船とは、爪先が玄関、かかとが室内を向いている形のことで、船が出ていく姿に例えています。 反対の「入船」は、爪先が室内、かかとが玄関を向いている形、つまり家に上がるときのままの状態を指します。

出船の形にするのがマナーとなったのは、茶道の影響によるものです。 茶室に入るときは、にじり口と呼ばれる出入口で履物を脱がなければいけません。 このとき脱いだ履物をそのままにせず、出船の形にするという礼法が生まれたのです。

 

茶の湯は、戦国時代、武士階級に広く愛好されました。 茶室に入るとき、もし敵に襲われても出船の形になっていれば、素早く履物を履くことができます。 この茶室の作法が、住居など他の建物に上がるときの作法としても用いられるようになったのです。

ここで気をつけなければならないのは、出船の形にするために、上がるときに玄関のほうを向いて履物を脱がないようにすることです。 この方法だと、出船の形に脱ぐので揃え直す必要がなく合理的に思えますが、家の主人にお尻を向けて履物を脱ぐのは失礼にあたります。

 

脱ぐときは、まず入船の形に脱ぎ、玄関に上がってから相手にお尻を向けないよう身体をやや斜めにしてしゃがみ、出船の形に揃えるのが品のある作法です。

 

ご参考までに・・・。

 

 

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