着物選びの暗黙の作法

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着物選びの暗黙の作法

石屋のないしょ話

2021/09/29 着物選びの暗黙の作法

 

 

「結婚したけど振袖は着たい」最近はそんな既婚者も少なくないようです。

しかし、江戸時代の女性がそんなことを聞いたら「結婚したのに振袖を着たいなんて気がしれない」と思うことでしょう。江戸時代の女性にとって、いい年をして振袖を着るのは非常に恥ずかしいことだったのです。

 

江戸時代の中期以降には、女性は結婚するとお歯黒をして留袖を着る習慣がありました。そのため、女性の姿を一目見れば既婚か未婚かの区別がついたのです。ですから、結婚適齢期を迎えても歯が真っ白で振袖を着ていると「売れ残り」という目で見られていたのです。それが嫌で独身なのにお歯黒をしたり、留袖を着たりする女性もいたそうです。要するに、昔の女性にとって振袖は着たくても着られないのではなく、むしろ早く脱ぎたいものだったのです。

それにしてもなぜ、未婚の女性は振袖で、結婚すると袖の短い留袖を着るようになったのでしょう。それには意外な理由が隠されていました。

 

その昔、若くてうぶな女性は、振袖の袖を振ることで、こっそり愛情表現をしていたのです。たもとを左右に振ると「好き」、前後に振ると「嫌い」というのが愛の告白に対する返事の仕方だったとか。なんとも奥ゆかしい返事の仕方ですが、異性関係で「振った」「振られた」という言葉も、この“ボディーランゲージ”に由来するものです。

むろん、結婚してしまえば袖を振って好きだの嫌いだのと意思表示する必要がないところから、振袖=独身女性、留袖=既婚女性という暗黙の作法が成立したのです。

 

ご参考までに・・・。

 

 

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