初日の出のありがたさ

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初日の出のありがたさ

石屋のないしょ話

2021/12/31 初日の出のありがたさ

 

 

お正月に高いところにのぼって初日の出を拝むのは、我々日本人にとっては見慣れた光景ですが、外国人から見ると奇異な風習に映るようです。「正月だからといって、なぜわざわざ日の出を見に出かけるのだろう?太陽は毎日のぼるものなのに」と感じるのだそうです。

外国人だけではありません。初日の出をありがたがって拝む現代人の姿は、実は昔の日本人から見ても「なぜ?」と不思議に映るものなのです。

 

というのは、初日の出を拝む風習は古くからあるものではなく、明治以降に生まれたものだからです。それ以前の日本では、正月は年神を迎えるために家に籠もるものだったのです。

それが変化したのは、江戸時代も半ばを過ぎてからのことです。それまでは、家の中に正月棚という棚を設け、忌み籠もって年神を迎えていたのですが、だんだんと忌みの感覚が薄れていき、代わりに縁起の良い神社や寺に出向いて、その福にあやかろうとする「恵方参り」が流行し始めました。これが初詣の起こりです。初日の出見物も、もともとは江戸庶民の物見遊山から始まったのです。

 

近代になると、日本が世界の極東にあること、日の丸の旗のデザインが太陽であること、太陽暦を用いることから、東から昇ってくる朝日、それも新年の光は、ことのほかありがたいものになっていったのです。

ところで、初日の出を拝む場所は、海岸や山のほか、最近ではビルの屋上、さらにはヘリコプターに乗って拝むツアーなどもありますが、とくに高い山頂で迎える太陽を「ご来光」といいます。

これは、山頂近くに登ると雲に自分の影が映り、光の輪を背中に背負った仏様のように見えることから、仏の「ご来迎」との語呂合わせでこう呼ばれるようになったのだそうです。

 

ご参考までに・・・。

 

 

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