ひな人形の飾り付け

北尾石材

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ひな人形の飾り付け

石屋のないしょ話

2023/02/28 ひな人形の飾り付け

 

ひな人形で、最近主流となっているのは七段飾りです。お内裏様とお雛様の他、左大臣と右大臣(随身ともいい護衛のこと)、三人官女、五人

囃子、仕丁など、総勢十五体が並べられます。これら人形のモデルは、昔の宮中の人たちです。

 

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ひな飾りの最上段に飾られるお内裏様とお雛様は、天皇と皇后です。ただ、それでは恐れ多いというので、表向きは皇子ということになっていました。

右大臣と左大臣は、トップクラスの要職にある二人の男性。この二人は年齢が異なり、ひな壇に向かって右にいるのが年配の左大臣、向かって左が若い右大臣となります。

一方、三人官女はお姫様付きの女官のこと。楽器を奏で、歌を詠み、家庭教師もこなす才女たちです。真ん中に座る女性は眉がなく、お歯黒をしているから既婚者で、女官長のような存在とみられます。両側に立つのは、若い女官です。

音楽を奏でる五人囃子は、元服前の貴族の子弟たちで構成された少年楽団です。

さらに、段飾りの一番下にいる三人は仕丁といって宮中の雑用係です。

 

このように、一対の内裏雛を中心として、配下の者を並べるひな飾りが用いられるようになったのは、江戸時代の中頃のことです。いつの時代も、庶民はセレブな暮らしに憧れるものなのでしょう。

帝と后を理想的な夫婦と考えて、こうしたひな人形を飾るようになったのです。

といっても、当時ひな人形を飾っていたのはごく一部の富裕な人々で、一般に広まったのは明治時代後期以降だそうです。

 

 

ご参考までに・・・。

 

 

 

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