冥加(みょうが)に悪い

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冥加(みょうが)に悪い

石屋のないしょ話

2023/10/31 冥加(みょうが)に悪い

 

冥加というのは、神仏のご加護(助け)という意味です。

 

京都では「そんなことをしたら冥加に悪い」や「冥加につきる」など、この冥加という言葉をよく使います。ものを粗末に扱ってはいけない、そんなことをすると神仏のご加護が受けられない、もっと倹約しなさいという意味で使われています。主に、大人が子供に対して使う言葉だと言えるでしょう。

 

他府県の人は、京都人のこういうところを指して“けち”と思われるかもしれませんが、その根底にあるのは、たとえ紙一枚でもその物が生きていると考えなさいということなのです。

例えば、紐で品物をくくる時、余ってしまった部分を普通は捨てますが、捨てずに残しておけば、その短い紐で十分役立つ時がある、そしてその紐にも生命があるのだから大事にしなさいという教えであり、一般に言うところの“けち”とはその意味が少し違うのです。

 

この、物を大事にするといったことが発展し、京都人は一見つまらないと思えるものにも大変愛着を持つのです。

例えば、自分の本や鞄なども、いくらでも同じ品が存在しますが、そんなことはわかった上で数ある中からその中の一つを自分が選び出し、自分の手元に迎え入れたということは、その品自体、大変幸福であると考えるのです。そして、その品を幸せにするために大事にしないといけませんし、粗末に扱ったり投げだしてはいけないと発送するのです。

不思議な縁で手に入れた品、そこに冥加という神仏のご加護や恵みがあって、はじめてその人の努力が実り、仕事や勉学ができるようになると考えたのです。

もし仮に、それらが使えなくなって捨てなければならなくなったら、感謝を持って捨てるようにと教えられるのです。

 

この、自分が手にした品物に生命を吹きかけ、その物自体が喜びを感じるくらい大事にしろという考え方は、決して京都人特有のものではないと思います。日本人の根底には同じ感性が少なからずあるのではないでしょうか?

 

さまざまな物が溢れかえっている今の時代、今一度そんな感性を思い出してみる必要があるのではないでしょうか?

 

 

ご参考までに・・・。

 

 

 

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