石屋のないしょ話 vol.13

以前「仏事Q&A 其の十三」でもお話しましたが、お墓参りといえばお彼岸、お彼岸といえばお墓参りということで、今月は(も?)この国民の休日にもなっている「お彼岸」についてお話します。
皆様ご承知のように、お彼岸は春と秋の年二回あり、三月二十一日の「春分の日」と九月二十三日の「秋分の日」が国民の休日となっています。 法律では、春分の日は「生物をたたえ、自然をいつくしむ日」・秋分の日は「祖先をうやまい、亡くなった人をしのぶ日」とされています。 この祝日を中心に前後三日間を加えた一週間がお彼岸で、仏教寺院ではこの期間「彼岸会」や「お彼岸」といわれる法要を行い、亡くなった人を供養します。 また人々はお墓に詣でてご先祖様に感謝をささげます。 この日が一年三百六十五日の中で特別なのは、天文学の上で太陽が真東から真西に沈むからです。 春分の日には太陽は黄道(太陽の通る道)上で北から南へ移動する出発点にあたります。 それを春分点といい、逆に南から北へ移動する点を秋分点といいます。 この太陽の春分点から春分点に戻る一周の三百六十度を二十四等分して、各季節の変化に名称をつけたのが「二十四節気」と呼ばれる中国の暦です。 冬至・夏至・春分・秋分・立春・立夏・立冬などがそれで、太陽の動きで月を中心にした陰暦を修正したものです。 お彼岸は、節分・七夕・お盆・土用などと共に、二十四節気を補うために日本で設けた暦日の一つです。 この暦が便利とされるのは、「暑さ寒さも彼岸まで」と言われるように、季節の移り変わりがよく分かるからです。 農業国の日本では、春には五穀の種を供えて豊作を祈り、秋には収穫のお礼まいりをします。 この節目に当たるのが、春と秋のお彼岸なのです。
石屋のないしょ話でした・・・。