石屋のないしょ話 vol.151

今月は九日に貴船神社で行われる「雨乞祭」についてお話しします。
「雨たもれ、雨たもれ、雲にかかれ、鳴神じゃ」
二人の神職がそう唱えて榊を神水を満たした桶に浸し、天に向かって高く水をまきます。 三人の神職が鉦・太鼓・鈴を鳴らし、大きな声で唱和します。 「雨乞祭」は五穀豊穣と、順調な降雨を祈る祭礼で、かつては奥宮山中の雨乞の滝で行われていましたが、明治に入り本殿での神事となりました。
水を司るたかおかみの神を祀る貴船神社は、御所の御用水となる加茂川上流にあたり、朝廷から尊崇をうけて嵯峨天皇のときに長雨には白馬、日照りには黒馬が奉納されたという記録が残されています。 生きた馬にかわり「板立馬」が奉納され、これが絵馬の起源となりました。
石屋のないしょ話でした・・・。