石屋のないしょ話 vol.173

明けまして おめでとうございます。 今年もgood-stoneをよろしくお願い致します。 2017年1回目の《石屋のないしょ話》は、「おみくじ」についてお話します。

皆さんは、初詣にでかけて「おみくじ」を引きましたか? いうまでもなく、「おみくじ」は善悪や吉凶などの運勢を神意によって知ろうとするものです。 

通常、神社のおみくじは「振りくじ」と呼ばれるタイプで、竹簡(くじ)を木筒の中に入れておき、筒を振った際、穴から出てくる一本を持ってご神宣とします。 他に「玉くじ」や「引くじ」と呼ばれるタイプもあって、玉くじはご神宣の書かれた小石や紙などを散らばせ、そのうちの一つを手で取るものです。 これは、もっぱら神主さんが執り行います。 引くじは、こよりでくじを作り、当事者たちを集めて同時に引かせるものです。 このうち、本来のおみくじの“趣旨”にかなったスタイルを保っているのは玉くじです。 本来、おみくじは「神様の神聖で公平な意思」を表すものです。 つまり、神事を司る神官自身がくじを引くのが、おみくじ本来のあり方というわけです。 近年の神社では、参拝者自身が筒を振り、神官や巫女さんは、くじで出た番号の紙片を手渡すだけの役ということが多くなっていますが、それは本来のスタイルとはいえないでしょう。 


なお「くじ」の語源には、棒状のものを使うことから「串」であるとする説や、神仏による審判であることから、訴訟や審理を意味する「公事」から転じたものとする説などがあります。

石屋のないしょ話でした・・・。