仏事Q&A
其の百二


Q. 如来像を見分ける要点とは?

A. 如来は釈迦が出家した後の姿をモデルにしているから、一枚の衣をまとっただけで、装身具や持物はいっさい身につけていません。 「如来の通相」といって、すべての如来がほとんど同じ姿に造られるので見分けはつきにくいですが、見分け方のポイントはいくつかあります。 
薬師如来は薬壺という万病を治す薬の入った小さな壺を持ち、阿弥陀如来は親指と人差し指・中指・薬指のいずれかで輪を作った来迎印という印を組んでいることから、その種類を判別することができます。 また三尊像の場合は、中尊の如来に従う脇侍の菩薩が決まっているから、これが如来の種類を見分ける手がかりになります。 釈迦如来は文殊菩薩と普賢菩薩、阿弥陀如来は観音菩薩と勢至菩薩、薬師如来は日光菩薩と月光菩薩が脇侍として従いますが、この如来と脇侍の菩薩の組み合わせは古いものでは必ずしも一定ではありません。
文殊菩薩は獅子、普賢菩薩は像に乗っています。 日光菩薩は上に日輪(太陽)を載せた蓮の花を、月光菩薩は月輪(三日月)を載せた蓮の花を持っています。 観音菩薩は頭頂の宝冠に阿弥陀如来の化仏(小さな仏像)を、勢至菩薩は宝冠に水瓶をつけています。
ご参考までに・・・。