仏事Q&A
其の百二十


Q. 未在みざいを知るとは、どういう意味ですか?

A. もうこれで十分だ、自分には学ぶことはもうない・・・と思うのは、大きな勘違いです。 どんな道でも極めることは難しいものです。 もう学ぶことはない、と思った時点でその人の成長は止まってしまいます。 
悟りへの修行も終わりはありません。 修行者が「もう悟った。 これで自分の修行は終わった」と思うのは、うぬぼれであって正しい悟りではありません。 そういう者は増上慢ぞうじょうまんと非難されたり、「未在を知れ」と叱咤されたりしました。 「未在」とは、「まだまだ学ぶべきことがある」という意味です。 一度は悟りを得ても、さらなる悟りがあるものなのです。 
それを知らねば、再び迷いの世界へと転じてしまうものなのです。 悟りへの修行ばかりではありません。 いかなることに対しても学ぶことに終わりはないのです。 これでもう十分、学ぶことはないなどと思えば真実に至ることはありません。 「未在・未在・さらに修行」 一生修行であり、一生学びであり、一生現役なのです。 まだまだやることはあるのです。
ご参考までに・・・。