仏事Q&A
其の百五十四


Q. 大悲三念住だいひさんねんじゅうってどういう意味ですか?

A. 人は差別をします。 自分を慕ってくれる者を優先したり、庇護したりします。 逆に自分にとって不都合な相手には冷たくしたりします。 人は人に対して、その関係に差をつけるものなのです。 ところが、悟りを得た者にはこの差別はありません。 すべては平等なのです。 
仏教を信じ信仰を深く持つ者に対しても、仏教を全く信じない無信心な者に対しても、半信半疑の者に対しても、如来や菩薩は平等に接し、常に正しき智慧を念じているのです。 これを「大悲三念住」といいます。 「三」は、信仰の篤い者、無信仰の者、半信半疑の者の三種の衆生のことを表しています。 どのような相手に対しても、如来や菩薩は平等に接する、大いなる慈悲心を持っているのです。
普段、敵対している相手が相談を持ちかけてきたとき、あなたはどう対応するでしょうか? 聞く相手が違うと拒否しますか? あるいは、何を今さらと冷たくあしらったり、罠かもしれないと疑ったりするのでしょうか? あなたが嫌う相手でも、敵対する相手でも、仲良くない相手でも、もし相談を持ちかけられたり救いを求めてきたりしたならば、その時は話を聞いてあげるといいでしょう。 友人でなくても友人と同じように平等に話を聞いてあげましょう。 差別や区別をしない態度こそが大切なのです。
ご参考までに・・・。