仏事Q&A
其の二十二


Q. 「墓地使用規則」とはどういうものですか?

A. 「墓地使用規則」とは、墓地使用上の法律のようなものです。 墓地を購入する際には代金を支払って永代使用権(地上権のみのことで、永代にわたって墓地として使用する権利)を手にいれます。 その際に使用承認書(証)や使用許可書という証書を引き替えにもらいますが、その使用承認書や使用許可書に書かれています。 これは土地の売買の際の権利書に当りますので必ず保管しておいて下さい。 使用者が死亡した際は継承の手続きにも必要なものです。
霊園によっても異なっていますので、墓地購入時にきちんと読み、納得した上で購入しないと誤解から大変なトラブルが生じる例も少なくありません。 特に誤解が生じるケースは、永代使用料を支払っているのだから土地を購入したと思い、その権利が永久に取消にならないと考える点です。 
使用許可書には「使用承認の取消し」に関する条項が記載されていることが一般的です。 

某霊園の使用規則第15条
@ 三ヶ年以上管理料を納めなかった場合
A 使用承認を受けた日から五ヶ年管理者の承認なく使用しないまま放置した場合
B 使用名義人が死亡した日から三ヶ年を経過しても祭祀を継承する者がいない場合
C 使用者が承認を受けた目的以外に使用した場合
D 使用者が使用場所を第三者に譲渡又は転貸した場合
E その他本使用規則に違反した場合

このように、管理料をきちんと毎年納入しなければ「永代使用権」がなくなってしまったり、工事規則に従わなかったりしても、権利を失うことがあるのです。 それ以外にも霊園によっては返還の際の規則や、いかなるばあいも返金しない等の条項がある霊園も多いのです。 つまり墓地の購入に関しても、あくまで契約であると考え、使用規則書を熟読し、納得した上で契約をしなければならないのです。 寺院墓地の場合は、使用承認書や許可書を発行していない場合もありますし、使用規則がない場合もあります。 その際には自分の権利の内実と檀家としての義務について、きちんとご住職に確かめ、後で誤解から大きなトラブルが生じないように努力しておくことが大切です。
ご参考までに・・・。