仏事Q&A
其の八十六


Q. 改宗を機にお墓を改葬したいのですが、どうしたらいいですか

A. まず、今までの菩提寺に行って、ご住職にご自身の改宗の意思をはっきり申し上げ、ご先祖のお墓を改葬したい旨を申し出て下さい。 次に、墓地の所在地の区役所あるいは町役場に行き、改葬許可申請書をもらって、それに所定の事項を書き込みます。 この時、現在埋葬されている遺骨の火・埋葬許可証があれば一番いいのですが、菩提寺にお聞きして、もし保管してあればそれをいただき、ない場合は菩提寺のご住職に亡くなった方の法号(俗名)・死亡年月日を書いて、お寺の墓地に埋葬してあることを証明していただきます。 
これらを持って役所に行き、改葬許可をもらいます。 これはあくまでも現在埋葬されている墓地を掘って遺骨を取り出してもよいという書類です。 これを持って菩提寺に行き、ご住職立会いのもとに墓地から遺骨を取り出します。 もし土葬ならば、その遺骨は改めて火葬にしなければなりません。 いずれにしても、お骨を墓地から取り出したならば、お経をあげていただきましょう。
そして、今まで長い間お世話になったわけですから、ご供養していただいた御布施とは別に、すこしまとまった額の「祠堂金」をお納めしてお礼の心を表わして下さい。 新しい墓地に埋葬するときは、もちろん新しく菩提寺としてお願いしたご住職にお願いして、ご供養していただくと同時に、墓地に埋葬します。 この時は、旧墓地からあなたのお家のご先祖の全部の過去帳を書き写していただいたものを、新しい菩提寺に提出します。 埋葬するときは、もちろん役所でもらった改葬許可証を新しい菩提寺に持参しなければなりません。 
お墓は、いくら自分の家の墓地とはいえ、自分勝手にいじることはできません。 必ず、改葬の許可手続きとともに、墓地管理者であるご住職の立会いのもとで行なわなければなりません。 遺骨を埋葬したり、改葬したりするときはもちろんですが、墓石の修理・現状変更など、どんなことでも管理者であるご住職の承諾なしにはできませんので、くれぐれも気をつけて下さい。
ご参考までに・・・。