仏事Q&A
其の八十七


Q. まもる人がいなくなったお墓は、どうしたらいいのですか

A. 最近は子供が少なくて、一人っ子同士の結婚で、どちらかの名籍を継ぐ人がいなくなってしまう例が多くなってきました。 昔は家督相続とか「家」という意識を大切にしてきたのですが、最近ではこの「家」意識が消えて個人中心の考え方になってきました。 これは、家族の相互間の意識ばかりか、今までの日本人の意識までも変えてしまうような大きな問題をはらんでいます。 若い時は墓地のことなど考える余裕もないかもしれませんが、いずれ必ず自分の埋葬される墓地が必要になってくるのです。
その時になって改めて墓地を探したところで、よほどの遠隔地でなければなくなってしまうのではないでしょうか。 お寺様からすると、無縁としてしまうよりも、できればご縁のある方が引き継いでお墓をお詣りし、ご先祖様をご供養していただくことが、一番望ましいことなのです。
もし、不幸にしてどなたも後を継ぐ人がいない時は、お寺様に永代経をお願いして将来にわたってご回向していただくしかないでしょう。 この永代経の回向料については、それぞれのお寺様で内容が異なるので、よくご相談下さい。 もし、身寄りが一人もいない場合、財産はすべて国庫の中に組み入れられてしまいますので、遺言してお寺様に永代料として寄付しておかれるのもよいと思います。
ご参考までに・・・。