仏事Q&A
其の百九十二


Q. 「百花春至為誰開ひゃっかはるいたって たがためにかひらく」とは、どういう意味ですか? 

A. ふとした拍子に「何のために生きているんだろう」と考えたことはありませんか?
人は、生まれた瞬間から与えられた命を全うしようとして生きていきます。 そして自分の存在価値や存在する意義、生きている意味について考えるのです。 「百花春至為誰開」という言葉は、直訳すれば「美しく咲く春の花は、誰の為に咲いているのか」となります。 厳しい冬から暖かな春が来て至るところに花が咲きます。 しかし、花は誰の為に咲くのでしょう。

花は誰の為でもなく、ただ無心に咲き誇り、そして無心に散っていきます。 与えられた場所で、ただありのままに咲くだけなのです。

私たちは自分の存在する意味ばかりに気をとられがちです。 誰かに認めてほしい、理解してほしい、、、つまり無心に生きることができないのです。 

身勝手な期待や、不平・不満・自我意識を捨てて、与えられた命を精一杯生きてみませんか? あなたの人生はあなたの為にあるのです。

ご参考までに・・・。