鯉のぼり

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鯉のぼり

石屋のないしょ話

2023/04/30 鯉のぼり

 

 

端午の節句が男の子の祭りとして定着するのは、武家社会に入った鎌倉時代以降の話です。鯉のぼりが登場するのは、さらに時代が下がった江戸時代のことです。

 

五月五日が男の子の祭りになってくると、この日には鎧兜などの武具を飾ったり、立身出世を願って、鯉のぼりが立てられるようになりました。

 

鯉が立身出世の魚に選ばれたのは、中国の故事に因んでのこと。中国には、黄河上流の竜門という滝を、一匹の鯉が流れ落ちる水に逆らって登り切り、ついに龍になったという有名な「登竜門」伝説があります。

その話になぞらえて作られたのが、鯉のぼりです。大空にはためく鯉のぼりは、滝を一生懸命登ろうとしている鯉の姿を表したもので、竜門のような難関にぶち当たっても逞しく乗り越えてほしい、そんな願いが込められているのです。

 

しかし、鯉を大空に泳がせる風習は、日本独自のものです。

日本の伝統的な年中行事には「宮中発」や「将軍家発」のものが多い中、鯉のぼりは江戸庶民のアイデアから生まれたものなのです。

当初、武家では端午の節句に家紋のついた軍旗を玄関前に立てていました。それに庶民が対抗する形で、鯉のぼりが考案され、のぼりとして立て始められました。最初は和紙で作られていましたが、しだいに破れにくい布製に変わり、大型化していったのです。

 

なお、近年の鯉のぼりには回転球や矢車の飾りがついていますが、昔はそのような飾りはなく、てっぺんだけ葉を残した杉の木に鯉のぼりを結びつけていたそうです。

 

ご参考までに・・・。

 

 

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