石のおはなし

花崗岩  (御影石)

花崗岩は一般に御影石と呼ばれ、広く石材として利用されています。国会議事堂をはじめ、官庁、銀行などのどっしりとした建物の外装、堅固な橋、数多く並ぶ墓石などの大半は御影石で作られています。この名称は、神戸市の御影で産出された花崗岩が石材として有名になったために一般的になりましたが、花崗岩と御影石はまったく同じものではありません。それは含まれている鉱物の種類の違いで、見かけや強度等が似通った岩石が多種存在するからです。
岩石の種類で「花崗岩」と呼ばれるものは「石英」「長石」を主として、これに「雲母」「角閃石」「輝石」等の鉱物が加わったものです。個々の鉱物は大体同じぐらいの大きさの結晶で成り立っています。それを「等粒完晶質」といいます。花崗岩ではないけれども御影石と呼ばれている石材は、含まれている鉱物に違いはあっても皆この「等粒完晶質」であることは共通しています。では何故、含まれている鉱物に違いがあるのに見かけが類似した岩石があったり、逆に含まれている鉱物の種類は同じなのに見かけの異なる岩石があったりするのでしょうか?    (上・磨いた後   下・磨く前)
それは次回の「石のおはなし」で・・・。

    (上・磨いた後   下・磨く前) ・二つの写真を見て解るように、御影石は磨く前と磨いた後では表情が変わります。
・白く不透明なところが「長石」、半透明の灰色がかったところが「石英」、黒い部分が「黒雲母」あるいは「角閃石」という鉱物です。