石屋のないしょ話 vol.7

寒い日が続いてますが、街中に出かけてお洋服やお化粧品を見ると春満開って感じですよね? 今月はお化粧品にも使われている泥粘土についてお話します。 
お化粧品に泥粘土?と思われる方も多いと思いますが、口紅や頬紅にも使われているのです。 太古の昔から化粧用として、泥粘土は重宝されてきました。 粒子が小さくて(メーキャップ用で20〜40ミクロン・打粉用ではより粗い)、水に溶けにくく、肌によく付き、伸びがよく、肌に優しく、柔らかい感触を与える特性があります。 化粧用粘土の仲間にタルク・カオリン・マイカ(雲母)・ベントナイトなどがあります。  
その中で大活躍しているのはタルクで、製品によって異なりますが「おしろい」の主要成分として40〜50%の割合で入っています。 肌に塗布すると滑りがよく(タルクは滑石とも呼ばれている)、付着力も強いのが特徴です。 また汗をよく吸収する性質もあるため、ベビーパウダー(69%)・クリーム状ファンデーション(2%)などに利用されています。 カオリンは被覆力に優れていて、肌に対して鎮静・冷却作用を持っています。 汗をよく吸収しますが伸展性がないため、タルク・マイカや他の粘土と一緒に使われることが多く、おしろい(5〜15%)・液体おしろい(5%)・ベビーパウダー(5%)・固形頬紅(20%)・パック(7%)などに利用されています。 
カオリン・タルク・マイカはそのもの自体が粉体として利用されるのに対して、ベントナイトは水に分散して水の中で漂っている状態(コロイド状)として利用されるのが多いようです。 それは肌に塗布するとフィルムを作り、脂肪などの有機高分子のようにベタベタした感じがなく、さわやかな感触を与えるからです。 ベントナイトの構造の特徴は、内部表面積が大きく、たくさんの水や有機物分子までも取り込んでしまうケイ酸アルミニウムのシートを持っていることです。 この性質がベントナイト独特なコロイドの肌触りを与えるのです。 パック(5%)・ファンデーション(4.7%)に使用されるのはそのためなのです。
冒頭で口紅にも粘土が入っていることをお話しましたが、口紅には雲母チタン粘土が15%入っています。 雲母チタンとは、白雲母の結晶に酸化チタンが付着したもので、付着酸化チタン膜の上面と下面の反射光の干渉によって真珠のような光沢を出したり、青から紫色系の光彩を出したりするのが特徴です。 この酸化チタン膜の厚さを変えることによって口紅の色を調節することができるのです。 
ちなみに弊社では、粘土ではありませんが日々の美容に関する新商品を近々発表する予定です。 皆様お楽しみに!!
石屋のないしょ話でした・・・。