仏事Q&A

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柳緑花紅真面目(やなぎはみどり はなはくれない しんめんもく)とは、どういう意味ですか?

草木がいっせいに芽吹く春。風は新緑の柳の枝をゆらし、色鮮やかな紅色の花が咲き乱れます。

いつの時代にも変わることのない美しい春の風景から、宋の時代の詩人で禅の悟りを得た東坡は「柳は緑色、花は紅色、ただありのままの姿こそが真実」であると、永遠の真理を見出しました。

「さっきの一言には裏があるのかもしれない」「一瞬のあの間はなんだったのだろう」「嫌な顔をされた気がする」など、相手の言葉どおりに受けることができず、疑ったり不安になったりすることはありませんか?

柳は緑、花は紅であるように、それぞれに自分の色があるものです。難しく考えずにそのままの真実を、そのまま受け取ってみてはどうでしょう?

余計な気を張り巡らしたりしなければ、物事を純真な心で見られるようになります。

目の前にある柳に目を向け、足元の花の美しさに心を動かすように、当たり前にある何気ない日常の風景や出来事にこそ、心を揺り動かして暮らしていきたいものです。